About
プログラムの概要大学の世界展開力
強化事業とは
国際的に活躍できるグローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開力の強化を目指し、高等教育の質の保証を図りながら、日本人学生の海外留学と外国人学生の戦略的受入を行う事業対象国・地域の大学との国際教育連携の取り組みを支援することを目的として、文部科学省が2011(平成23)年度から開始している事業です。(実施主体:日本学術振興会(JSPS))
文科省WEBサイトプログラムの背景
化学物質の氾濫などの環境悪化や社会経済活動の煽りから地球上で“生殖”が脅かされています(Planetary boundaries 評価では2009年時点で生物多様性損失(絶滅率)は限界値を超えています)。
本プログラムの目的は、日欧双方の強みや特色を活かし、上記課題を克服し、Well-beingを実現する人材養成を博士課程で実践的に行うために、人類のWell-beingに直結する生殖・生殖補助に資する生殖科学領域と生殖に影響を及ぼす社会環境要因の解明と解決を図る環境化学領域を主対象として、生命観や社会的規制が異なる日欧双方で学ぶことで、本領域の幅広い知識や観点、スキル等を身に付けた次世代先駆人材を養成します。
また、これらを通して、人類のWell-beingに資する生殖環境科学的知見の発見・蓄積や関連する科学・医療先端技術(遺伝子編集などのバイオ技術やAI等を含む)の開発・適用を推進する日欧ネットワークの形成・強化と研究力向上、共育共創の実現を目指します。
生殖科学が果たす役割
岡山大学は、他大学に先駆け生殖補助医療技術教育研究センターや“環境”を名称に掲げた環境理工学部を設置し、生殖科学や環境化学での特色ある教育研究を実施しており、国立大学で最多の胚培養士資格保持者を輩出しています。ムルシア大学は欧州における生殖科学教育研究の中心の一つで、これまで多くのEU事業(MSCAやErasmus+等)を実施し、世界最大の生殖補助医療機関IVI RMA Globalを含む欧州生殖科学ネットワークを有しています。
本プログラムでは、歴史や宗教、文化などが異なる日本と欧州で、生殖科学・生殖補助医療技術学を先進的に取り組んでいる二大学間の積極的交流をコアに、生殖に大きく影響する環境化学および社会科学的アプローチも包含したプログラムを通して、生殖環境学を基礎とし、内分泌攪乱物質などの環境要因と生殖環境に影響する社会活動要因(社会システム課題等含む)に関する幅広い知識をはじめ、異なる生命観など様々な観点に基づくアプローチやスキルを実践的に修得し、現在、気候変動と共に、地球上の生物が直面している生殖環境に関する様々な課題の解決に寄与できる次世代先駆人材を養成する人材像とします。
カリキュラム/学びの内容
年間スケジュール

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岡山大学環境生命自然科学研究科自然系研究科等総務課総務グループ
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